アクリペットを貼り付ける。
この作業が神経を使います。
アクリペットを溶かしたアセトンを接着剤として使ってます。
アクリペットの接着面を溶かし、木材と接着させるのですが、うかつにも鍵盤表面(上面)に自作接着剤をほんの少しでもつけようものなら、まぁ修正はきかず、貼り直しです。
つまりそのパーツはパアというわけ。どれだけこの失敗に苦しめられたことか
(ノд-。)
また、貼り付けたあと、下手な治具のあて方をするとずれて固定されてしまい、とほほ… と嘆きながら再度アイロンをあててやり直すハメになります。
① 白鍵への蒸気あて
② はがし作業
③ アクリペットの裁断
④ 張りつけ
⑤ 固定
⑥ バリとり作業
これらの作業を、アイロンの蒸し具合や接着の度合いを見計らいながら同時進行で進める。
気を許す間もないのですが、余計なことを考えるヒマなく、
気づけば集中せざるをえない状況になるのです。
疲れますが、なかなか楽しいものです。
いっぽう、基本中の基本ではありますが、
次の工程をスムーズに行うには下準備である今の手作業をないがしろにしてはなりません。
失敗して、次の工程で取り返すぞ! といくら意気込んでも無理なのです。
どれだけ丁寧に仕上げるか。
なんのことはない、
「急がば回れ」なのでしょうか。
それを根底として、適切な工具で丁寧に仕上げる。
いつしか作業に没頭し、写真を撮るもの忘れてしまいます。
なので投稿できなかったのはちょっと残念ですが、
まあ納得のいく仕上がりとなりました。
余裕をもって、一日と半日のお時間を頂戴してましたが、
なんとか一日で作業を終えることが出来ました。
作業終了後、園長先生からねぎらいのお言葉とお茶をいただきました。
ほっとするひとときでございました。