最近、ゴスペルピアノのワークショップというのに通っています。
月二回、計六回の、ちょとしたピアノ・セミナーといったところでしょうか。
これがとにかく楽しいです。
ピアノという単体楽器。
一般的にはクラシック中心で、独奏の曲を学びます。
完成された曲を、譜面どおりに弾くことが目的というのなら、
ジャズ、ブルース、ゴズペルなどのブラックミュージックの場合、間逆といえるほどのスキルが要求されます。
例えば、バンドの一つのパートとして、
また、クワイヤー(合唱団)の伴奏であったり、
むしろ独奏のほうが少ないということ。
その演奏形態によって、あつかう鍵盤の領域がかわります。
次にコード理論。
譜面など基本的にないのです。
あるのはその曲のコード進行のみ。
この唯一の制約の中で、いかにコードを駆使して弾くか、というトレーニング。
否が応でも自分の言葉で語らざるを得ない、といったところでしょうか。
そして私たち日本人が一番苦手とするリズム。
いくら知識があっても弾けなければ意味がないわけでして、とにかく弾きこむことでその感覚を掴むしかありません。
縦横無尽に鍵盤を操るジャズピアノには憧れますが、道のりは遠い、遠過ぎます。
でも休日のひととき、楽しく通っております。