Piano cafe "Scherzando"     ピアノカフェ・スケルツァンド

ピアノ調律スケルツォの喫茶店。 お茶しながら ピアノと音楽の会話でくつろぎませんか。

セミ・オーバーホール KAWAI US60  ①  柏市K様

すっかり秋の夜長。

日が暮れるのもずいぶん早くなりました。

 

柏市のK様。

奥様が小さいころに使っていたご実家のピアノ、

これをピアノを習い始めたお子様のためにもう一度使いたい、とご相談を受けたのが始まりでした。

 

また、ピアノを置く部屋への搬入が可能かどうかお下見をし、お部屋のリフォームと同時進行でこの度の作業をお任せいただきました。

 

なんとK様、ご自身でお部屋のリフォームをなさったとのこと!

素晴らしいー!    ンヽ(*`Д´) ... オォォオ

 

というわけで私も負けずに頑張ります。

 

埼玉県深谷市から運ばれた KAWAI・US60。

 

f:id:scherzo_piano_tuning:20211112215050j:plain

堅牢なつくりの素敵なピアノをお持ちですね。

 

このピアノは鍵盤蓋をひらいたら譜面台がある、というデザインではなく、

わざわざ別に譜面台があるタイプ。

 

 

これはグランドピアノと同じ高さで設計されているからで、目線が高くなり、おのずと弾く姿勢がよくなります。

 

譜面台自体横幅も広く、角度の調整ができるます。

連弾するときなんか、楽譜が二つ乗せられるし、これはとても便利。

f:id:scherzo_piano_tuning:20211112215058j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20211112215110j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20211112215118j:plain

 

しかし、弾かずの期間がちょっと長かったかな。

外装にシールの跡とか、側面にはうっすらカビが…。

 

f:id:scherzo_piano_tuning:20211112220050j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20211112220059j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20211112220113j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20211112220128j:plain

パネル類をはずして…

あっ蜘蛛の巣を発見!

ホコリも多く、これは掃除のし甲斐がありまっせ~。

f:id:scherzo_piano_tuning:20211112220139j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20211112220146j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20211112220154j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20211112220159j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20211112220205j:plain

鍵盤の間にライターを発掘しました。

このタイプの鍵盤蓋は外すのは簡単だけど、いろんなものが入っちゃうんですよね。

前なんか筆入れが落ちてました。

 

f:id:scherzo_piano_tuning:20211112220212j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20211112220222j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20211112220229j:plain

鍵盤の状態。

ねこちゃんがいたのかな。

毛がだいぶ落ちてたけど、フェルト類の虫食いがなかったので一安心。

 

さーーーーーーーーーーて、一番の問題を発見!

 

f:id:scherzo_piano_tuning:20211112220243j:plain

アクション・ハンマーのスティック。

これがどえらいことになってました。

湿度の影響でしょう、半分くらいがスティックの状態で弾いても音が鳴らない状態に陥っていました。

 

チェック方法はかんたん。

①ハンマーストップレールをゆっくり前に押し、②ゆっくり戻す。

③このときに戻ってこないフェルトハンマーが「スティック」。

可動部分が固着しているのです。

f:id:scherzo_piano_tuning:20211112221527j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20211112221544j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20211112221553j:plain

 

これを見たときに作業方針が決まりました。

季節もいいので、風通しのよいところでしばらく置いておくことにします。

もちろんピアノ本体も。

※ 夜間はちゃんとしまっていますからご安心を。

 

さて、実際の作業は次回へ続きます。

セミ・オーバーホール + サイレントユニット取付  YAMAHA U30BL ③  柏市Y様 完成!

クリーニング作業を終え、整調と整音作業、そしてサイレントユニット取付です。

f:id:scherzo_piano_tuning:20211013214718j:plain

なんでもそうですが、下準備をしっかりすればするほど後工程が確実なものになります。 

 

サイレント取付もそう。

ピアノの鍵盤というのは弾くと10㎜沈むように設定されています。

しかし、鍵盤自体が均等な高さにそろっていなければ弾いたときの深さにもばらつきが出るわけで、サイレントユニットのセンサーがそのばらつきまでも感知してしまいます。

ピアノ本来のタッチ調整が整っている前提でのサイレントユニット取付なのです。

 

f:id:scherzo_piano_tuning:20211013214731j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20211013214751j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20211013214808j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20211013214819j:plain

さてさてそんなわけで作業を進め、一日かけて取付終了。

いつものKORG社製と違うので慎重に慎重に作業を進めました~!

 

お届けがそろそろということになります。

Y様、楽しにしてくれているといいのですが。

 

この度はほんとにお待たせしてしまいました。

ショパンがお好き! ということで存分にショパンの演奏をしてくださいね。

 

お届けまでもう少しおまちくださいませ!

 

 

こんなものをいただきました!

わぁ、もう10月になっていた!

なにか書かなければ、と思いつつ放置するとどこまでも放置してしまうのがブログ。

修理やオーバーホールが一区切りついたので先日訪れた筑波山麓に調律に行ったことを綴ります。

 

 

 自然豊かな土地をもとめ筑波山麓へ居を構え、自然とスペイン音楽をこよなく愛すM様宅へ。  

 

 

 もうかれこれ10年以上グランドピアノの調律をお任せいただいており、自然豊かな環境で菜園(もう家庭菜園の次元を超えている)をなさっていらっしゃいます。

 

 

f:id:scherzo_piano_tuning:20211005211705j:plain

 フルーツライン・朝日トンネル前。

ここを走るとパラグライダーがたくさん飛んでます。

 

トンネルを超えると、なだらかな丘を下りつつみえる風景がきれいです。

 

 

 

 いつも調律後には素敵なギター演奏とお食事。 

音楽談義に花が咲こうというものです。

また古武道を嗜まれ、このお話がとても面白くついつい時間が経つのを忘れてしまいます。

 

 で、毎年毎年恐縮しきりなんですが、お育てになったとれたてのお野菜と奥様の手作りロールケーキ(これが本当に美味しい)のお土産! 本当にいつもありがとうございます。

 

 その中で目についたのがこのかわいいかぼちゃ。

f:id:scherzo_piano_tuning:20211005212709j:plain

 

 

 

 

 

 

 

あんまりかわいいので食べるのがもったいなく、しばらくピアノの上に飾っておりました。

f:id:scherzo_piano_tuning:20211005214328j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20211005214343j:plain

 

 

 

セミ・オーバーホール + サイレントユニット取付  YAMAHA U30BL ②  柏市Y様

f:id:scherzo_piano_tuning:20210924095213j:plain

前回からの続き。

ピアノ本体のクリーニングの次は内部の作業です。

f:id:scherzo_piano_tuning:20210924095231j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20210924095245j:plain
フェルトハンマーの状態

アクションを外して寝かせ、まずはハンマーの状態を確認。

弦溝がしっかりついており、ちょっとずれて打弦し続けたせいで弦溝の位置が微妙に左右ずれています(上右写真・4つあるハンマーのうち、一番左は弦溝が完全に右に寄っています)。

まずはこれを綺麗に整形したいとおもいます。

 

f:id:scherzo_piano_tuning:20210924095827j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20210924095848j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20210924095907j:plain
ハンマーのファイリングとアクションの整備
f:id:scherzo_piano_tuning:20210924095920j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20210924101649j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20210924101707j:plain

ファイリングのほか、ネジのましじめやスプリング調整等をおこないました。

普段、調律におお伺いした先のピアノが、アクションの調子が悪かったり、ファイリングが必要な場合、このアクションだけ持ち帰って作業させていただくこともあります。

 

いつもこの作業のときは、ブライドルテープやフレンジコードの張替えを同時に行うのですが、この度のピアノは劣化が少なくその必要がありませんでした。

私にしては珍しいこと。

 

さて次いで鍵盤の上面研磨の作業。

f:id:scherzo_piano_tuning:20210924102426j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20210924102448j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20210924102503j:plain
白鍵上面・小口の研磨ときわ剃り

この作業、とても埃が舞い散るためとてもピアノの横で作業ができません。

なのでいっつも研磨機を表に出してやってます。

天気が良くてなにより。  作業がはかどります。

それと写真にはありませんが、きわ剃りといって鍵盤の側面をペーパー掛けして汚れを落とし、またなめらかにします。 これをやると綺麗になるばかりではなく弾き心地がよくなります。

 

f:id:scherzo_piano_tuning:20210924102844j:plain

今回はいったんここまで。

次回は整調作業に入ります。

 

 

 

 

 

  

   ■■|■■■|■■|■■■|■■ |■■■|■■|■■■|■■ |■■■|■■|■■■|■■|■

 

     ♪♪♪ ピアノ調律スケルツォ ♪♪♪ 

         ホームページ   http://www.scherzo12.com/ 

  

          Add         〒277-0942 千葉県柏市高南台3-8 

          Tel          04-7157-4781

          Mail          mail@scherzo12.com

  

   ■■|■■■|■■|■■■|■■ |■■■|■■|■■■|■■ |■■■|■■|■■■|■■|■

             

 

セミ・オーバーホール + サイレントユニット取付  YAMAHA U30BL ①  柏市Y様

気づけば9月も下旬。

早いですね。 

空気も澄んで心地よい日がつづきます。  作業していて楽ですね~。

 

さて、この度は柏市Y様より御依頼いただきましたYAMAHA・U30BLの作業になります。

御新居への御引越しに伴い、ご実家のピアノを搬入する前にクリーニングとサイレントユニットの取付の御依頼を頂戴しました。

それもひと季節前の初夏のことでしたが、KORG社製のサイレントユニットの生産が半導体不足のため停止してしまい、そのためにY様の作業は随分遅れてしまいました。

 

実はY様以外からも2件、KORGのサイレントユニット取付の御依頼があったのですが、入荷の目途が立たず、とうとうキャンセルされてしまいましたが、

Y様より、「事情が事情だし、しょうがありませんよね。 急ぎませんのでゆっくり作業なさってください」とお気遣いの言葉を頂戴し、申し訳ないやらうれしいやらで…。

そこで提案として、ずっとKORG製サイレントユニットを推してきたピアノ調律スケルツォの本位ではなかったのですが、低価格の海外製のサイレントユニットか、高額だけど高性能の純正サイレントユニットをご紹介させていただき、 純正サイレントユニットを取り付ける運びとなりました。

 

気持ちを入れて作業させていただきますからね!

 

 

f:id:scherzo_piano_tuning:20210921090406j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20210921091742j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20210921091755j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20210921091808j:plain

写真はクリックすると拡大されます。

比較的きれいな状態ではありますが、背面などさすがに埃が溜まってました。

 

 

f:id:scherzo_piano_tuning:20210921092141j:plain

いつものやり方ですが、まずはピアノを分解する前に外装の埃を刷毛と掃除機で払い、そのあとに濡布巾で付着した汚れを取り除きます。

それからパネル類、アクション、鍵盤を外し、掻くパーツ各々清掃していきます。

 

 

 

 

f:id:scherzo_piano_tuning:20210921092256j:plain

しかしこのピアノ、前に作業された調律師さんがちゃんと鍵盤の下まで清掃されていたおかげでピアノの中がとてもきれいでした。 これは珍しい。

 

 

 

 

 

f:id:scherzo_piano_tuning:20210921092459j:plain

f:id:scherzo_piano_tuning:20210921092513j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20210921092521j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20210921092658j:plain

 

 

 

ピアノを倒しての作業。

掃除して、弦、ピンといった金属パーツをサンドラバーやスチールウールで磨き、錆を落とします。で、また掃除。これを何回か繰り返します。

 

このとき、エアーガンを使うと埃が舞い散りますがピアノの中はほんときれいになります。 また、サイレントユニットという電子機器を組み入れるので鉄粉の埃など最悪。 念入りにお掃除しました。 こうして本体の内部清掃を終え、次は外装の磨き上げ。

掃除とか磨きというのは、終わった! とおもっても角度を変えてみると思わぬやり残しが多くあるものです。なので手間ですが横にして縦にして作業すると綺麗に仕上がります。

 

f:id:scherzo_piano_tuning:20210921094039j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20210921094053j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20210921094107j:plain

天屋根の写真です。長蝶番がちょうど蛍光灯の下にくるようピアノを置いて撮影しました。 長蝶番の左側が研磨前、右が研磨した写真となります。 これ肉眼だとよくわかるのですが写真だとわかりづらい…、よかったらクリックして拡大写真でご覧ください。

 

そんなこんなで外装を磨き上げ、次回はアクション・鍵盤の作業となります。

サイレントの入荷が月末予定なのでそれまでにしっかり仕上げます!

 

次回に続きます。

 

 ■■|■■■|■■|■■■|■■ |■■■|■■|■■■|■■ |■■■|■■|■■■|

 

      ♪♪♪ ピアノ調律スケルツォ ♪♪♪ 

        Add       〒277-0942 千葉県柏市高南台3-8 

       HP        http://www.scherzo12.com/ 

        Tel         04-7157-4781

       Mail        mail@scherzo12.com

 

 

 

ピアノの整調・整音の作業に行ってきました。

気づけば9月も半ば…。

月が替わって雨も多く、涼しくなったかなぁと思いきや昨日はまた暑さが戻ってきたり。

 

さて、半月前の8月後半ですが長年お世話になっているスタジオのピアノの整備に行ってきました。

コロナ渦において音楽業界は大打撃。

非常に苦戦を強いられる中、逆に言えばこんなときだからこそ楽器のメンテナンスに十分な時間が充てられるということで、いつもは調律(音律を整える)以外なかなか手が回らなかった作業をやらせていただきました!

 

よ~し、徹底的じゃなくテッテ的」にやるぞ(※1) ということで。

 

f:id:scherzo_piano_tuning:20210910191235j:plain

スタジオさんからは許可は得たものの、あんまりパシャパシャ撮るわけにもいかず遠慮気味に撮影しました。 写真はないけど、ギター、ウッドベース、パーカッション、と使い込まれた楽器の数々がところ狭しと並んでおります。 ほんとかっこいい!

 

 

そういえば、

誰もいない静かな音楽室とか、スタジオというのは、独特の静寂がありますね。

こういう雰囲気を味わえる静かな幸せ。

 

f:id:scherzo_piano_tuning:20210910191331j:plainなーんて言ってないで、さて作業作業。

分かりづらいかもしれませんが、使い込んでいくうちフェルトハンマーの打弦位置が左右のどちらかにずれてしまい、極端にずれた位置に弦溝がついてしまいます。

3本の弦溝が均等に跡になっていなければならないのに、上の写真の弦溝は両方とも左にずれていますね。

 

ファイリング(フェルトハンマーの整形)、ハンマーの位置合わせ、

鍵盤だってよく見るとがたがたなのでこちらも調整するという入念な下準備の後に整調開始です。

 

列記すると、

♪ 下準備 ♪

   ・ハンマーの間隔・走り(斜めに走ってないか)・シャンクねじれ

   ・鍵盤のがたつき修正

   ・バランスピン研磨

 

♪ 鍵盤の作業 ♪

   ・鍵盤の間隔調整(フロントピン)

   ・バランスピン調整

   ・調整

   ・ナラシ(鍵盤の高さを均一にする)+アガキ(押した鍵盤の深さを均一にする)

 

♪ アクションの作業 ♪

   ・から直し

   ・ハンマーバックストップ

   ・接近(レットオフ)

   ・ダンパー・スプーン調整

   ・ダンパー総上げ調整

 

…等々。

列記したけど、ほかにも細かな作業がいくつか工程の中にあります。

これらの作業が終わってからようやく一音一音の音色を整える整音にとりかかります。

 

実は「調律」などピアノの作業でいえば氷山の一角。

普段の調律でなかなかここまでできるものでもなく、しっかりやってたら一日あっても足らないくらいなんです。 

午後2時から開始して気づけば夜8時。 ふー、時間が経つのが早い早い。

帰宅し、久しぶりに飲んだビールが美味しかった。

 

ピアノが3台あるスタジオさんなので、あとの2台は日を改めて作業させていただきました。 こだわりの持てる作業時間をご提供くださり誠に感謝! でございます。

 

 

※1 「テッテ的」 : これがわかる方は相当カルトな漫画好きの方。

            つげ義春ねじ式」からの引用でした~。

 

  

   ■■|■■■|■■|■■■|■■ |■■■|■■|■■■|■■ |■■■|■■|■■■|■■|■

 

     ♪♪♪ ピアノ調律スケルツォ ♪♪♪ 

         ホームページ   http://www.scherzo12.com/ 

  

          Add         〒277-0942 千葉県柏市高南台3-8 

          Tel          04-7157-4781

          Mail          mail@scherzo12.com

  

   ■■|■■■|■■|■■■|■■ |■■■|■■|■■■|■■ |■■■|■■|■■■|■■|■

             

 

 

 

畳のお部屋の敷板を交換しました。

長くお世話になっているお客様より、ピアノの置き位置が心配だというご相談を受けました。

 

詳しく聞くと、畳のお部屋にピアノを置いているのですが、敷板という長細い板の上に置いてあるだけで、わんぱく盛りのお孫さんが乗っかったりして、敷板からピアノが落ちて倒れたりしまいかと心配で心配で… とのことでした。

 

今お使いの敷板も言ってしまえばただ細長いだけの板。

くぼみもなく、たしかに激しい地震などでキャスターが動いてしまったりなど、心配すれば多少心細いものではありますね… ではどうしましょうか、とパンフレットを持ってきて防振対策製品をあれこれと相談しました。

 

参考までにご検討いただいた敷板と安全対策商品を掲載しておきますね。

 

       

 

 

 

 

 

 

 

 

 左から、

・単純な板状の「ピアノ用敷板」

・キャスター部分に四角くくぼみをつけた「敷板あんしんくん」 

・前側のキャスターを固定し、大地震の際には後ろ側が沈み込み、前側転倒予防構造の「ニューキャストップ」

 

※ ちなみに敷板やインシュレータなどはあくまで商品のお値段です。ピアノへの設置には工賃が発生しますのでご了承ください。  頑張ればお客様でもできなくはないけど、危ないからあんまり頑張らないことをお勧めします。 調律師さんやピアノ運送業者さんに頼むと ¥5,000~¥10,000- くらいかなぁ。 ピアノ調律スケルツォは取付だけなら¥3,000- で承ります。

 

 

・右側のは敷板とは関係ないけど、鍵盤蓋がゆっくり締まり指を挟む心配がなくなる

「ピアノ蓋ストッパー フィンガーガード」となります。

 

たかが敷板なれどお客様の目線に立ってみるといろいろあるものだなぁ、と考えさせられました。

 

結果、シンプルな窪みつきの敷板(敷板あんしんくん)に交換することとなりました。

f:id:scherzo_piano_tuning:20210810102838j:plain
f:id:scherzo_piano_tuning:20210810102848j:plain

後日仕入れた「敷板あんしんくん」と、ピアノジャッキを携え交換に赴きましたが、これ、ほんとにシンプルで見栄えもよくいいですね。

ちなみにピアノ調律スケルツォは敷板やインシュレータの交換も承っておりますのでぜひお任せください(工賃はお問合せください)。

 

ちなみにグランドピアノでもOKでーす。

宜しくお願いいたします。