Piano cafe "Scherzando"     ピアノカフェ・スケルツァンド

ピアノ調律スケルツォの喫茶店。 お茶しながら ピアノと音楽の会話でくつろぎませんか。

セミ・オーバーホール  YAMAHA U30A ②  柏市T様

 

YAMAHA U30A !

 さあ、作業にとりかかります!

…といってもこの作業は実際には4月末あたりより行っております。

ほんと、筆不精というかブログ不精というか、更新が遅くてスミマセン。

 

 などと毎度毎度おなじような言い訳をしつておりますが、気を取り直して

まずはお掃除からでございまする~。

 

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ピアノ背面の音響板。

なかなかの埃です。

もう布みたいになっちゃってました。

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 ← これは防振インシュレータ。

 

ピアノのキャスターの土台ですが、これもきちゃない!

容赦なく丸洗いして天日干しです。

 

そのあとに薄くワックス掛けをします。

 

 下記写真は脚と妻土台。

ここにも埃がたまりますね…。

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  写真をクリックすると大きく表示されます。

柔らかいブラシで埃を落とし、研磨剤を塗布してバフ掛けして磨きます。

この妻土台、ほんと磨きいれのときの要注意箇所なんです。

 

 

 

 今回はサイレント機能付きということで神経を使わねばなりません。

バランス・フロントピンの研磨で使うスチールウールの鉄粉が電子機器に付着することで故障の原因となるからです。   というわけでしっかり養生!

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  ← バランスピン磨き。

 

鍵盤の支点の動作を担う大事な箇所。

いつも一本一本丁寧磨いております!

 

これをしっかりやると、外した鍵盤がすーっと収まっていきます。
整調と呼ばれるタッチ調整というもの。

 

こういう地味な作業の上にありますので、前工程をないがしろにしていると、どうやっても次の工程で取り返すことなどできないのであります!

 

 なーんてひとりで作業をしてると、没頭してついつい写真を撮り忘れてしまいます。

地味な作業シリーズ その② 「鍵盤の研磨」

これだけは写真にしっかり撮り収めておこうとおもいつつ…

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 忘れてしまった (ノд-。) 

 
しかし T様。 

ここもしっかり仕上げてますのでお届けするピアノを楽しみにしていてくださいね!

 

次回 感動のラスト

乞うご期待!