気づけば9月も下旬。
早いですね。
空気も澄んで心地よい日がつづきます。 作業していて楽ですね~。
さて、この度は柏市Y様より御依頼いただきましたYAMAHA・U30BLの作業になります。
御新居への御引越しに伴い、ご実家のピアノを搬入する前にクリーニングとサイレントユニットの取付の御依頼を頂戴しました。
それもひと季節前の初夏のことでしたが、KORG社製のサイレントユニットの生産が半導体不足のため停止してしまい、そのためにY様の作業は随分遅れてしまいました。
実はY様以外からも2件、KORGのサイレントユニット取付の御依頼があったのですが、入荷の目途が立たず、とうとうキャンセルされてしまいましたが、
Y様より、「事情が事情だし、しょうがありませんよね。 急ぎませんのでゆっくり作業なさってください」とお気遣いの言葉を頂戴し、申し訳ないやらうれしいやらで…。
そこで提案として、ずっとKORG製サイレントユニットを推してきたピアノ調律スケルツォの本位ではなかったのですが、低価格の海外製のサイレントユニットか、高額だけど高性能の純正サイレントユニットをご紹介させていただき、 純正サイレントユニットを取り付ける運びとなりました。
気持ちを入れて作業させていただきますからね!
写真はクリックすると拡大されます。
比較的きれいな状態ではありますが、背面などさすがに埃が溜まってました。
いつものやり方ですが、まずはピアノを分解する前に外装の埃を刷毛と掃除機で払い、そのあとに濡布巾で付着した汚れを取り除きます。
それからパネル類、アクション、鍵盤を外し、掻くパーツ各々清掃していきます。
しかしこのピアノ、前に作業された調律師さんがちゃんと鍵盤の下まで清掃されていたおかげでピアノの中がとてもきれいでした。 これは珍しい。
ピアノを倒しての作業。
掃除して、弦、ピンといった金属パーツをサンドラバーやスチールウールで磨き、錆を落とします。で、また掃除。これを何回か繰り返します。
このとき、エアーガンを使うと埃が舞い散りますがピアノの中はほんときれいになります。 また、サイレントユニットという電子機器を組み入れるので鉄粉の埃など最悪。 念入りにお掃除しました。 こうして本体の内部清掃を終え、次は外装の磨き上げ。
掃除とか磨きというのは、終わった! とおもっても角度を変えてみると思わぬやり残しが多くあるものです。なので手間ですが横にして縦にして作業すると綺麗に仕上がります。
天屋根の写真です。長蝶番がちょうど蛍光灯の下にくるようピアノを置いて撮影しました。 長蝶番の左側が研磨前、右が研磨した写真となります。 これ肉眼だとよくわかるのですが写真だとわかりづらい…、よかったらクリックして拡大写真でご覧ください。
そんなこんなで外装を磨き上げ、次回はアクション・鍵盤の作業となります。
サイレントの入荷が月末予定なのでそれまでにしっかり仕上げます!
次回に続きます。
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♪♪♪ ピアノ調律スケルツォ ♪♪♪
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