Piano cafe "Scherzando"     ピアノカフェ・スケルツァンド

ピアノ調律スケルツォの喫茶店。 お茶しながら ピアノと音楽の会話でくつろぎませんか。

セミ・オーバーホール KAWAI US60  ②  柏市K様

さてさて、前回からの続きになります。

 

実は柏市K様への御納品は明日。

すっかりブログの更新が遅くなってしまい申し訳ございません。

でも、しっかり仕上げましたよ~!

 

その過程を綴ります。

 

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まず前回でもあげたアクションの状態につきまして。

「フレンジ」という人間でいう関節にあたるパーツにエタノールを塗布し、可動をよくする、そしてさらなる改善のため、引き続き日中、天日干しを続けました。

見事に改善です。

 

 

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続きまして、ピアノを倒して弦やチューニングピンといったパーツを研磨します。

 

縦にして磨いて、さらに横にしてみると磨き残しがすぐわかります。

スケルツォは磨きを入れるときはたいていピアノを縦から横にして磨くことにしています。 

(`ω´)キリッ

 

 

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さてお次は鍵盤です。

 

バフグラインダーで一つ一つ丁寧に磨きます。

 

一人で黙々と作業をしてるとほほとついつい熱中してしまい、写真を撮り忘れてしまいます。

とほほ… でございますが、しっかり黒鍵も磨いておりまする~。

 

これ、地味で埃巻き散るあまり好まれない作業だとおもうんです。

しっかりガードしておかないと頭や腕に研磨粉がへばりつきます。

でも、弾き手が唯一触れるのが「鍵盤」なわけで、ここをこだわって磨くと見る人が見るとすぐに「綺麗にみがいたね」とわかってくれます。

それと触れたかんじが柔らかく、弾き心地もよくなります。

 

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さぁ、そんなこんなでボディと鍵盤の作業が終了!

 

いよいよ仕上げの作業です!

次回へつづく。