Piano cafe "Scherzando"     ピアノカフェ・スケルツァンド

ピアノ調律スケルツォの喫茶店。 お茶しながら ピアノと音楽の会話でくつろぎませんか。

セミ・オーバーホール YAMAHA G3E-276万台 ③  山武郡H様 (御自宅のお建て替えの間にピアノのクリーニング)

さてさて、前回の続きです。

ボディの磨き入れを終え、アクションの整備とラストの整調・整音の作業になります。

 

ピアノ教室を開いていらっしゃいまして、鍵盤にドレミファソラシド…のシールが貼ってありました。

ごめんなさい、これは白鍵の上面研磨の関係上、剝がれてしまいます。

あと、ハンマーの弦溝になぜか墨のような跡が!

ファイリングでおとせるかなぁ。

 

とにかくまずは鍵盤をはずして、白鍵・黒鍵とも上面を研磨機で磨きます。

と、ここで新兵器投入!

私が入りびたるDIY店にて見つけた小型電動ドライバー!


(ง •̀_•́)ง‼

よくわからんメーカーではなく、なんとVESSEL製とな!!!

むろん衝動買いです!

こやつをどう使うかというと…

 

 

そう、バランスピン磨きです。

鍵盤の支点=「バランスピン」 を磨く。

 

地味ながら本当に大事な作業なのです。

なかなか電動工具も使えず、手磨きするほかないのですが、これまた時間のかかる作業で、それでも工房での作業ならいいのですが、出向いた先で、やりたくても時間の都合で泣く泣くあきらめる調律師さんって多いのではないでしょうか。

 

 

どうすればいいか長年考えていたところに、この小型ドライバーを見つけたというわけ。 大きい電動ドリルでもできるのですが、大き過ぎて扱いづらく、トルクも強すぎてなんかピンをまげてしまいそう、 というわけで手磨きするほかなかったのですが、これは期待ができるぜ!   と意気込んで使用してみました~!

 

…あまり期待には応えてくれませんでしたので、結局手で磨きました。

 

こういうときは心を無にするに限ります。

さてと、鍵盤ですが、白鍵の小口(お腹にむいている面)の汚れが気になりました。

汚れというよりシミ。 これがどう磨いても落ちないため、思い切って交換させていただきました。 あまりグランドピアノの小口交換はした記憶がないのですが、きれいに剥がれてくれたので良い出来栄えかとおもいます。

 

ダンパーも外して磨き上げ。

 

そんなこんなでアクションを仕上げて、整調・整音を仕上げました。

毎度ながらこの作業の写真がなくてごめんなさい。

次回のピアノでは載せますね!

 

 

 

 

 

 

 

  

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