気づけば年明けから2ヵ月。
早いものです。
この度御依頼をいただきましたのが、なんと長野県の方。
御実家が千葉県八千代市ということで当方へお問合せくださり、まずは御実家へお下見へお伺いし、ピアノのコンディションをお話しして御依頼の運びとなりました。
B様、お待たせしました。
作業状況の投稿が遅くなりまして申し訳ございません。
ピアノのコンディションがよく、とことんきっちり磨き入れ! とまではしなくても、
出張版クリーニング作業の『一日再生調律』ということでお任せいただき、サイレントユニットの取付もご一緒に注文いただきました。
すべてが手磨きで清掃し、調律や整調と、きりのない作業時間を1日を区切りとするのが『一日再生調律』です。
とはいいつつ、お預かりしての一日再生調律は2日間かかったりしています。
まずはボディ全面の拭き上げと背面(音響板)の清掃。
そして、真鍮パーツ類の研磨です。
真鍮パーツとは、
・天屋根や鍵盤蓋のまくりの部分の長い蝶番
・鍵や譜面台下のメーカーのロゴ
・ペダル
になります。
ここを光らせます。
御客様宅では絶対できないエアーガンでの埃を飛ばす作業。
これをするとたまにピアノ製作時のおがくずすら飛び出てくることがあります。
ピアノは大別すると
・ボディ(弦、音響板)
・鍵盤
・アクション
の三つになりますが、各々清掃し、埃をよく落とす。
錆やカビなど(今回はありませんでしたが)を見つけてはよく落としてピアノを組み立てるだけで、ピアノのコンディションは良くなります。
白鍵だけピアノにセットし、上面を拭き、
黒鍵はとくに側面に付着している汚れを落とします。
次回、サイレントユニットの取付をご紹介します。