さてさて前回からの続きです。
ヤマハ・U2Fの白鍵の小口交換&磨き入れ です。
写真を貼り、ご説明を…
と思いきや、作業に夢中になり写真を撮り忘れた!!!
といういつもの大失態 (;´д`)トホホ
… Y様、誠に申し訳ございません。
ただし、作業はしっかりしておりますのでどうぞご安心を。
とりあえず黒鍵の写真だけは撮っておりました。
左が作業前、右が作業後になります。
磨き入れ、側面の黒塗料の禿げを修正しました。
写真はないのですが、どんなことを考えて鍵盤を磨き入れしているのか綴りました。
ピアノ調律スケルツォが意識していること
弦楽器にしろ、管楽器にしろ、ほとんどの楽器は演奏者の体に密着しているものです。
ピアノという携行できない楽器は、演奏する際に鍵盤だけが唯一触れる箇所です。
そう認識すればこそ、鍵盤の磨き入れやガタツキ調整に深く意識がいくのも当然のことです。
鍵盤は上面のコンディションは当然ですが、側面(特に黒鍵)が大事です。
側面のざらつきというのが弾き心地に影響があるからです。
ちなみにピアノのオーナー様はお気づきでない方が多くいらっしゃいますが、
黒鍵の側面というのはなにやら付着物やカビやらが発生していることが多々あります。
これでは弾き心地どころか衛生面に問題がありますので、お伺いした際の調律時に必ず拭き上げるようにしております。
この度お預かりに際し、白鍵の小口張替えはサービスとさせていただきましたが、直接演奏に影響はないものの、見栄えは相当に蘇ります。
弾き心地の良さもそうですが、綺麗に仕上げて「ピアノの練習しよう!」というお気持ちになるよう努めるのも調律師の仕事です。
その小口の張替えに伴い、白鍵の側面も軽く研磨しております。
いわゆる「きわぞり」という作業です。
一般的には 120~240番の中目で仕上げられているとおもいますが、私はそれより1~2番手上の280~400番で仕上げるよう努めております。
ただし、やりすぎは禁物。
いくら汚れが深くしみ込んでいようと適当に仕上げないと削りすぎ、鍵盤の隙間が広くなってしまいます。
はるか昔、そんな失態を犯したことも懐かしくおもうほどになりましたが、年数を重ねるにつれ、この作業に重みを感じるようになった次第です。
というわけで次回作業時には綺麗になった白鍵の写真をアップするよういたします。
(アクションのオーバーホールの写真になります)
今回は文章ばかりになってしまいましたが、次回は内部調整(整調・整音・調律)の作業について報告いたします。
御届けが年明けになりますので、そのころ合いを見計らって作業いたします。そのためだいぶ先になりますが楽しみにお待ちください。
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♪♪♪ ピアノ調律スケルツォ ♪♪♪
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