2015-01-01から1年間の記事一覧
年の瀬に御依頼いただきました。 東洋ピアノの「ワーグナー・w1」。
長年お世話になっている調律のお客様… 千葉県市川市の『O’d DINER(オーディー・ダイナー)』 さん。 先月も調律に読んでいただき、 作業を終え帰るところ、二代目を引き継がれたマスターに呼び止められ、 「このたび30周年を迎えまして、こんなの作りまし…
内外装、各パーツの整備も終わり、仕上げ…というか本来のピアノの整調・調律にはいります。 シュワンダーアクションとい方式。 時代に淘汰されて、今はおそらくこの方式で生産されているモデルはないとおもいます。 が、その名残でしょうか、今現在生産され…
今回は外装みがき。 ご実家でピアノカバーをかけて保管されていたので、ひどい傷はないのですが、 やはり経年における多少の傷はございました。 まずは屋根の研磨から。 普段手をいれることのない大屋根の裏側。 写真写りが悪いですが綺麗に磨き上げました!…
ディアパソン・210E。 内外装の磨き。 アクションを外して整備します。 一口にアクションをいっても大別すると、 ・アクション ・鍵盤 ・筬 の三つ。 これがひとつになっております。 このピアノ、ちょっとめずらしいシュワンダーアクションという方式です…
今回はディアパソンのグランドピアノです。 ピアノメーカー・「ディアパソン」 名工・大橋幡岩氏の設計のもと、その第一作がディアパソンというピアノです。大橋幡岩氏はそれ以前にもホルーゲルというピアノや、 後にはオオハシモデルの製作など、常に高い理…
前回からの続きです。 ピアノを倒しての作業。 やはり角度を変えてみると、きれいにしたつもりでも磨き残しがよくわかります。 横にしたところで塗装面を再度みがきます。 ↓ チューニングピン。 本来はきれいな鍍金ピン。 このチューニングピンどうしで叩く…
ここのところ忙しさにかまけ、作業をアップロードしていなかった…。I様、お待たせしてほんとうにすみません。 昨今はというと…近隣の市のイベントの調律をお任せいただき、そんなこんなで奔走しておりました。 街に音楽があふれ、そんな活気ある中、ささやか…
すっかり秋めいてきました。 猛暑の夏から、天候不良が続き、残暑をかんじる間もなかった気がします。 作業のあいま、ふと表にでると、木の枝にトンボも休憩しておりましたので写真に撮りました。 さてさて、お預かりしたU3H。 一通り、整調・調律を終え、気…
先回からの続きです。 ごらんくださいませ。 このマフラーフェルト。 弦を打つハンマーフェルトの間に暖簾のようになっているのが、 アップライトピアノの真ん中の弱音ペダル。 踏んでロックしたら、弦とハンマーの間にこれが下がり、弱音させる構造です。 …
錆落し・埃落し&外装磨き。 まず、ピアノをばらす前にざっと外装の磨き上げをします。 ざっとといってもそれなりに仕上げるつもりでやるのですが、 ピアノを横にすると、おどろくほど磨き残しがわかります。 なので、弦磨きの際に妻土台のあたりも再度バフ…
秋の晴天の日です。 猛暑から9月にはいって悪天候つづき。 残暑日がなかったけど、天候に恵まれた連休ですね。 そんな中、ピアノ調律スケルツォはがんばっております! このたびお預かりしたピアノ(YAMAHA・U3H)、 調律でお世話になっているお客様からの…
ピアノ調律スケルツォでは、永らくお使いでなかったピアノを一日かけて、とことん修理に調整に費やす! ということをひとつのパッケージとして行っております。 名づけて「一日再生調律」! ってそのままなんですが。 さて、このたびお任せいただいた Kawai …
このたびご依頼いただきましたお客様。 お知り合い宅より、ご自宅へピアノを移動されることとなり、 せっかくなので家にピアノが届いた後に調律を… もともとそういうご依頼でございました。 いつお伺いいたしましょうか? と調律をお伺いする日取りをお話し…
珍しく、晩酌がてらワインを開けよう! ということになりました。 ボトル先端を封する鉛のような包み(あれ、なんていうんだろう?)をとり、 コルク栓を抜く。 ちょっとした力仕事です。 調律業という力点を巧みに操る能力を活かし、 無駄のない動きで軽や…
先週の台風の吹き荒む中、工房にこもって作業しておりました! 納品日のお約束に合わせ、U1A、サイレントキットの取付と整調・調律の作業を仕上げての完成となります。 鍵盤下にとりつけるセンサー。 黒鍵を弾いたときの下面との距離をシビアに調整します。 …
先週の台風の影響で、作業場近くの河川も水位があがり、野球場もなにも川の底となっていました。 左はたまたま撮っていた8月末の写真。 そして右が9月11日の写真です。 堤防のおかげて河川の氾濫の心配はまるでありませんでしたが、河川敷はこのありさまで…
早速ですが、U1Aの整備に入ります。 まずは背面の写真です。 すでにきれいになっております。 音響板。 20t前後の弦圧に耐え、なおかつ駒で押し続けることでこの音響板が響きます。 アップライトピアノというのは、打弦部分が密閉されていて、いわば一番音…
9月に入り、天候不良がつづきます。 真夏の猛暑はどこへやらです。 私は雨の日が嫌いではないのですが、先週は小雨が降ったり湿度が高くて塗装作業がうまくいかず、少々まいっておりました。 そんなことはさておき、入荷したヤマハ・U1Aの作業です。音楽教…
おはようございます。 お盆が過ぎて、急に暑さもやわらぎ、今朝あたりはもう夏が終わったかんじがします。 ピアノ修理にたずさわって、気付けば塗装もするようになりました。 これが天候、つまり温度・湿度の影響を受けるもので、作業する日を選びます。 象…
すっかり更新が遅くなってしまいました…(といっても毎度のことですが) カワイのKS2F、 セミ・オーバーホールに加えて、KORGのサイレントユニットの取付作業です。 ピアノを横に倒し、弦やピンを磨きなおし、外装の磨き上げ(ポリッシャーがけ)。…
猛暑日がつづきます。 体温よりも高い気温。 みなさま体調管理にご注意ください。 ただいま、カワイのKS2Fというアップライトのセミ・オーバーホール中でございます。 汗をかきかき、がんばっております!
最近、ゴスペルピアノのワークショップというのに通っています。 月二回、計六回の、ちょとしたピアノ・セミナーといったところでしょうか。 これがとにかく楽しいです。 ピアノという単体楽器。 一般的にはクラシック中心で、独奏の曲を学びます。完成され…
梅雨まっさかりの昨今です。 今日の都内は降ったりやんだりの天気でしたが、 U3Hのセミ・オーバーホールが終わりましたので、いよいよ納品日でございます。 肝心な調律や整調は、いっつも写真をとり損ねてしまいます。もっとも両手つかってもっとも細かい作…
おはようございます。 6/29・(月)の朝でございます。 さて、さっそくですが、U3Hの作業のつづきです。 先週までのところで、アクションと外装全般のクリーニングを仕上げました。 まずはアクションのコンディションからです。 フレンジコードという、フェ…
先回の続きでU3Hのセミ・オーバーホールです。 まずは鍵盤。 鍵盤の研磨機にかけたら落ちるかと思いきや… 汚れかとおもいきや、おそらく鍵盤の上面を除光液か強いアルコールで拭いたのでしょうか、よーくみると溶けて相当に凹凸がついていました。これが…
ピアノの場合、オーバーホールというと弦の交換まですることを言うのが一般的です。 しかし、それは一台ピアノが買えてしまうくらいの金額になってしまいます。 ピアノ調律スケルツォでは、お預かりしたピアノを、ただきれいにするのではなく、修理できると…
アクションの整備がひとしきり終わり、ハンマーを取り付けいていたときのこと。 バットプレートという箇所にあるマイナスの小さいネジをしめていたら、めきゃっと嫌な感触がありました。 なめしたか…それともバカネジにしてしまったか… でもちゃんと固定され…
9月ころまで保管している最中、ピアノ・クリーニングをお任せいただきました。 ヤマハ・U2G 私が生まれた頃から家にあったのと同じモデルなんです。 この度、作業させていただくこのピアノ、外装は比較的きれいで傷も少ない… が、そうとう弾き込まれてま…
調律の合間に作業をさせていただいているので、すっかり遅くなってしましました。 じつはこうしてブログを書いている時点でとっくに完成しており、次のピアノの作業にとりかかっていたりするのですが、多少の時間差はお許し願いたく存じます。 さて、UX5…