錆落し・埃落し&外装磨き。
まず、ピアノをばらす前にざっと外装の磨き上げをします。
ざっとといってもそれなりに仕上げるつもりでやるのですが、
ピアノを横にすると、おどろくほど磨き残しがわかります。
なので、弦磨きの際に妻土台のあたりも再度バフがけします!
↓ 外した上前パネル
こうしてみるときれいに見えますが…
写真だとわかりづらいのですが、ちょいちょいと小傷が目立ちます。
中目 → 細目 → 縦バフに面バフ…
そうやって研磨していくと…
仕上がりは…
きれいなピアノブラックの復活です。
写っているのは強盗ではなく、作業者(私)でございまーす。
ボディや他のパーツもそうやって磨き上げていくのでございます!
さて、一通り磨き終えて次のステップ。
鍵盤とアクションです。
↑ 左は鍵盤小口を剝がした図。
右の写真、クリックして拡大するとわかりますが、鍵盤表面がゆず肌になるほどツメの傷跡があります。
こういうのをみると、よく練習なさったんだなぁ、などと想像します。
鍵盤の傷がけっこう深かいです。
これをバフグラインダーだけで磨きぬこうとすると波うったりしてしまいます。
なので下地づくり。
耐水ペーパーで一個ずつ研ぐことにしました。
そんなこんなで本日はここまで。
中途半端で作業を終えてしまったけど、張り替えた小口の削りおとしと上面研磨・側面の汚れ落しはまた次回。
焦るとロクなことがありません。
次回につづきます。