もう長くからお付き合いのあるC先生からのご依頼。
御親戚に預かってもらっていたアップライトピアノを音楽教室に持っていく、という内容のお仕事です。
搬出・搬入先に距離もあり、日程の都合上一日で作業できないということで、
御親戚宅 ➡ 倉庫 ➡ 音楽教室 への運送という段取りになりました。
いったん倉庫に入る、ということなのでチャンス!
別にそこまで頼まれたわけではないのですが、倉庫じゃないとなかなかできない思い切った清掃ができるのです!
だってエアガンとかブロワーとか、埃が舞い散る作業なんて一般の屋内じゃできないもんね!
いやはや…、
だいぶ前に調律をしたことのあるピアノですが、10年くらいなにもしてなかったらけっこう埃がたまってましたー。
このサウンドスケープの裏側って掃除しづらいんですよねー、と思ってましたがそこは一昔前の私とはちがう! この部分のお掃除、地味な作業ながら得意になりました。
ましてやエアガンまであるんだもんね。
しかしいたるところに埃がたまっていてなんとも掃除のし甲斐があるピアノ。
ただ、ピアノの内部、棚板(鍵盤下)はそんなに汚くなかったですね。
手前ミソですが、ピアノ調律スケルツォは調律のたびにきっちり内部清掃してるので、弾かずに放置されていても中はそんなに汚れていませんでした。
しかしせっかく倉庫内作業ができるので、鍵盤のバランス・フランスホール、またアクションをエアガンで丁寧に埃を吹き飛ばし清掃いたしました。
ピアノをばらし、風通しのいいところで、
カビやら付着物やらを消毒しがてらふき取り、
金属パーツの錆がひどければ磨き、
アクションや鍵盤も細かく溜まったホコリを取り除いてちょっと天日干し。
ついでに調律工具やカバンの手入れもしたりして。
そんな作業が終えて清潔になったピアノの調律をするのは、ホント気分がいいものです。
そうだそうだ忘れてた、
アップライトピアノのあるあるで真ん中のペダル(マフラーペダル)が緩むけど修理が大変… というのもピアノを倒せれば簡単に直せます!
まぁ、ピアノを倒さなくても直せなきゃダメなんですが、せっかくアップライトピアノを倒す台があるので楽に修理しちゃいました~。
これでばっちりです。
C先生、音楽教室にお届けしてからの調律もどうぞよろしくお願いいたします。
コロナが明けたらまた飲みに行きましょ~。
お互いほどほどに ! (*´д`*)